IELTSはIDPとブリティッシュ・カウンシルで違う?選び方(2026)
IELTS(アイエルツ)はIDPとブリティッシュ・カウンシルのどちらで受けても試験内容・採点・成績証明書は同じです。日本の英検協会とJSAFの違い、会場・日程・無料対策教材の比べ方を解説します。
結論から
試験もスコアも違いはありません。 IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP、ケンブリッジ大学出版・評価機構の共同所有で、問題、採点基準、試験官の研修、成績証明書(TRF)はすべて共通です。違うのは会場・日程・受験料・申込後のサポートだけなので、通いやすさと日程で選んでかまいません。
| どちらでも同じ | 運営団体によって違うことがある |
|---|---|
| 問題の内容と試験時間 | 試験会場の場所 |
| 採点基準とバンドスコア | 試験日と受験方式 |
| 成績証明書(TRF)の形式 | 受験料、日程変更・キャンセルの手続き |
| 大学やビザでの認定 | 申込サイトと無料の対策教材 |
出典:About IELTS(IELTS.org)、British Councilによる採点の解説、最終確認 2026-10。
IELTSを運営する3団体と、日本での申込先
IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP IELTS、ケンブリッジ大学出版・評価機構の3者が共同で所有しています(About IELTS)。ケンブリッジが問題を作成し、ブリティッシュ・カウンシルとIDPが各国で試験を実施する、という役割分担です。そのため同じ試験に二つの申込窓口があります。
日本では、ブリティッシュ・カウンシル側の試験を日本英語検定協会(英検協会)が運営しています。IDP側の試験は、2026年2月からIDPのパートナーである日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)の運営に移りました(IDP Japanのお知らせ)。古いブログで「IDP Japanで申し込む」と書かれていても、現在の窓口はJSAFです。
どちらで受けても同じこと
- 問題は共通の問題バンクから出題されるため、どちらかが易しいということはありません。
- 試験官は同じ認定プロセスを経ており、WritingとSpeakingは公開されている同じBand Descriptorsで採点されます。
- 素点からバンドへの換算方法も同じで、成績証明書(TRF)の形式やセキュリティ仕様も共通です。
- 大学、企業、各国政府は、どちらの団体で受けたかを問いません。
実際に違うのは会場・日程・手続き
違いはあくまで実務面です。申し込む前に比べておくと、試験当日や日程変更のときに困りません。
| 比べる点 | なぜ大事か | 確認方法 |
|---|---|---|
| 会場の場所 | 当日の移動時間と安心感に直結します | 英検協会とJSAFの会場一覧で自分の都市を探す |
| 試験日と枠 | コンピューター受験の回やSpeakingの枠は会場ごとに違います | 両方のサイトで4〜6週間先までの日程を比べる |
| 受験料 | 団体ごとに受験料を設定しています | 各団体の公式ページで最新の金額を確認する |
| 手続き | 日程変更、キャンセル、追加TRFは申し込んだ団体で行います | 支払い前に規約を読む |
| 無料の対策教材 | 申込後に使える特典が団体ごとに違います | 次の章を参照 |
世界的に見ても、ブリティッシュ・カウンシルは約140か国、IDPは約60か国で展開しており、国によっては片方しか実施していません(British Council)。日本でも受験料は団体ごとに違い、2026年10月時点では英検協会のコンピューター版が29,700円(2026年9月1日以降の申込分)、JSAFのコンピューター版が27,500円で、JSAFは2026年11月1日以降の申込分から改定予定と案内しています(最終確認 2026-10)。JSAFの会場は東京・大阪・京都が中心です。英検協会の日程と申込手順は日本の試験日と受験料にまとめています。
各団体の無料対策教材
ブリティッシュ・カウンシルには、誰でも無料で登録できるIELTS Readyと、ブリティッシュ・カウンシル系の試験を申し込むと試験日の7日後まで無料で使えるIELTS Ready Premiumがあります。Premiumでは模試の数が増え、WritingとSpeakingのAIフィードバックや4技能のコースも使えます(IELTS Ready)。
IDPは、Listening・Reading・Writingの無料体験テスト、Speaking Part 1のサンプル、ポッドキャスト、マスタークラスを公開しています(IDP prepare)。どちらの教材も、申込先に関係なく無料部分は誰でも使えます。採点が変わるわけではないので、会場と日程が同じくらいなら、特典を決め手にしてもよいでしょう。
アイエルツの申込先を5分で決める手順
- 1試験の種類を確認するIELTS Academic、General Training、IELTS for UKVIのどれが必要かを、提出先の要件で確認します。会場によって実施する種類が違います。
- 2通える会場を書き出す英検協会とJSAFの両方から、無理なく通える会場を選びます。
- 3日程と結果の速さを比べるコンピューター受験なら結果は数日で出ます。準備期間を確保できる一番早い日を選びます。
- 4受験料と規約を比べる公式ページで受験料、日程変更、キャンセルの条件を確認します。
- 5申し込んだら教材を使う申込後は団体の無料教材と、時間を計ったフル模試を組み合わせて形式に慣れます。
本番と同じ形式で練習する
申込先を変えてもスコアは変わりませんが、準備の質はスコアを変えます。時間を計ったフル模試で、伸ばすべき技能を見つけましょう。
よくある質問
IELTSはIDPとブリティッシュ・カウンシルのどちらが易しいですか?+
どちらも同じです。同じ問題バンクから出題され、同じBand Descriptorsで採点されるため、難易度は運営団体で変わりません。
大学やビザで、どちらかの団体が有利になりますか?+
なりません。成績証明書(TRF)は共通なので、提出先が確認するのは試験の種類と必要スコアだけです。
日本でIDP側のIELTSはどこで申し込みますか?+
2026年2月から、IDP側の試験はJSAFが運営しています。JSAFのIELTS公式サイトから申し込みます。ブリティッシュ・カウンシル側は英検協会のサイトから申し込みます。
前回と違う団体で受け直してもいいですか?+
はい。次の試験はどちらの団体でも申し込めます。前回の結果が新しい試験に影響することはありません。
申込後に別の団体へ移せますか?+
直接は移せません。日程変更やキャンセルは申し込んだ団体の規約に従うため、別の団体で受けたい場合は規約に沿ってキャンセルし、改めて申し込むことになります。
